【レビュー】カインズ Pet’sOne のシステムトイレ用「固まらない紙製のネコ砂」を使ったらイマイチだった

レビュー

ホームセンターカインズ(CAINZ)がPet’sOneブランドで発売している「固まらない紙製のネコ砂 7L」を実際に使ってみたので、感想や気になった点をまとめます。

家の猫たちは、基本的に鉱物系の固まる猫砂を使っています。今回、預かりのシニア猫2ニャン(17歳ぐらい)が使っているシステムトイレ用の割安な猫砂を探して、同商品に行き着きました。

商品情報

商品名は、猫砂 Pet’sOne 固まらない紙製のネコ砂 7L です。7リットル入りで、価格は698円(約100円/L)。デオトイレの紙タイプは、4リットル入りで1,200円程度(約300円/L)するので、お値段は純正品に比べ1/3、機能が同じとするとかなり割安な点が魅力です。

機能としては、
● システムトイレのペレットで使用可能
● 粒も大きめで肉球の間に入りにくい
● 紙製なので軽い
● パルプの力で臭いを吸着
ということを謳っています。

カインズホームページより引用

使用したシステムトイレ

今回使用したトイレは、デオトイレの通常サイズと快適ワイドの2サイズです。どちらのサイズも猫砂が乗るすのこの編み目サイズや、おしっこシートのサイズは同じです。ちなみに本筋とは関係ありませんが、おしっこシートは毎日替えるため犬用の1回使い捨てを使用しています。

使用した感想

使い始めた当初は「結構良さそう」という感想でした。おしっこ後はちゃんとトレイのシートに吸収されているし、安いならコレで良いじゃん!ぐらいに思っていました。

しかし数日経って「なんかツンとしたニオイがずっとするな~」と思ったので一度トイレを洗ったところ、色々と問題点が見えてきました。

使って見えた問題点

おしっこを吸収してしまう

まず、ツンとしたニオイの原因は、この紙砂に染み込んだおしっこ臭でした。こういった固まらない紙砂は表面が撥水コーティングされていますが、そのコーティングが弱くおしっこが紙に染み込んだようです。熟成されたおしっこ臭の源を発見し、数日くしゃみが止まらなかった原因が分かりました。

また、コーティングされていない紙部分が剥き出しの状態の粒も一定量あり、それもおしっこを吸収してしまう原因かと思います。

おしっこを吸収した粒は変色しており、水分を吸っていることが一目瞭然でした。写真の右側、色が濃くなっている紙砂がそれです(見えづらいですが…)

紙砂がすのこに挟まる

また、紙の粒がデオトイレの物よりも小さく、すのこの隙間に挟まります。その状態でおしっこを吸収して膨張し、ピンセットを使わないと取れない状態になってしまいました。これでは掃除するのも大変だし、何よりおしっこがシートまで流れきらず、トイレ全体が不衛生な状態になります。

粒が小さい

すのこに挟まる問題とほぼ同じですが、砂が小さすぎてすのこを通過し、おしっこシートに落下します。それも臭いを拡散する原因の一つになっています。デオトイレは一般的でメジャーなシステムトイレだと思いますが、この紙砂の開発者はシステムトイレを見たことすら無いのでは…と思う完成度です。

下写真の細かい粒が落ちてきたもの、大きい粒は濡れた粒を選り分けたものです。

まとめ

今回は「安いから」という理由でカインズのシステムトイレ用紙砂を試してみましたが、残念な結果になってしまいました。現在は元の純正紙砂(デオトイレ 1週間消臭・抗菌 飛散らない緑茶成分入り・消臭サンド 紙タイプ)に戻しています。

純正に戻したことでニオイも無くなり、快適な状態が復活しました。

ホームセンターのPB商品は価格が安いのが魅力なので、改良されたらまた試してみたいと思います。

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