ごはんに飽きやすい、シニア猫ちゃんのお世話記録

キャットフード

知り合いのシニア猫「ちゃちゃ」ちゃん(♂)と「くろ」ちゃん(♀)を約1ヶ月預かったときのごはん記録。

預かり

この1年ほど、飼い主さんの帰省の都合で月1回、各1週間ほどの預かりをしていましたが、今回は約1ヶ月の長期で預かって色々とごはんを試したので、その記録を残しておきます。「ちゃちゃ」&「くろ」のふたりを同時預かり、ふたりとも約17歳と高齢の猫ちゃんです。

預かり期間は4月16日~5月13日。その間「ちゃちゃ」ちゃんはGWに2回ほど出入りがありました。
「くろ」ちゃんは体調に不安があり、病院に連れて行った結果、エネルギー不足甲状腺機能亢進症が判明しました。「くろ」ちゃんは口の手術後で痛みがあり、ドライフードをそのままの状態では食べられない状態でした。

そのため、ドライフードを水でふやかしたり、ウェットフードを食べてもらったりしましたが、元々好みがうるさい・飽きやすい、という問題があったので、この機に何種類も試して食べるものを見極めようという目論見でごはんを買いまくりました。

「くろ」ちゃんは欠かせない投薬と通院があったため連続で預かりました。たくさん食べてもらって体重を増やしたい、お薬で甲状腺の状態を良くしたい、という2点に集中してお世話をしました。

試したごはん

早速、試したごはん一覧をスライドにしました!赤枠が最終的によく食べたものです。
※「ちゃちゃ」ちゃんは「ちゃ」、「くろ」ちゃんは「くろ」です。

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分かったこと

  • ウェットでもナトリウムが多いものは傷にしみるので、痛がることがある。健康缶は大丈夫そう。
  • 痛がった場合は、
    食べさせるのを中断 → 落ち着くまで待つ → 再度ごはんを口元に持っていく
    ※諦めずに色々混ぜたりすると結構食べてくれる。そっぽ向いて匂いも嗅がなくなったら止めどき。
  • お皿で食べない場合、指で食べさせてみる。
  • 指で食べるようなら、シリンジでも食べることが多い。
    ※ウェットは、口にまとわり付く感じを嫌がっている様子。シリンジで舌に乗せてあげるとスムーズに食べられることが多い。小さい樹脂スプーンでも良いかも。
  • 嫌がったり痛がったりした後、落ち着くと食べてくれることも多い。
  • 朝、夜(+夕方)に30分~1時間、時間をかけると結構食べてくれる。

・同じものを何食も連続では食べない。
 →余った分は冷蔵庫 → 翌日にレンジで温めて出すなど工夫が必要。
・鮮度に敏感で古いものを食べないため、余った分は早めに使い切る。
・ふりかけも同様に飽きるので、多種類をローテーションする。

まとめ

猫の甲状腺亢進症は、有効な薬である「チロブロック錠」が開発されたため対処できる病気になっています。ただ、お薬を欠かすことができないというのが難しいポイントになります。お薬の量は状態によって変わります。くろちゃんはまず朝・夜1錠ずつ、再検査で効果が確認できた&腎臓の数値も良かったので朝・夜とも2錠に増量し、2週間後の再診待ちです。

ここで飼い主さんが帰宅されてお返ししたので、予後が良いことを願っています🐱

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